私が一気にまくしたてると
上司は
この物件の広さはリフォーム前の数字です。
と、その部屋が畳敷きの頃のパンフレットを見せてくれました。
なるほど、確かにその部屋には畳が4枚半敷いてあります。
もちろん、柱のでっぱりは畳が削られていますが
これなら、約4.5畳でも問題はないでしょう。
そこで、みんなで今の図面と見比べてみると
どうやら、隣のリビングルームを広げるため
この二部屋を削った様です。
また、当時は部屋を襖で仕切っていましたが
壁に変わったことも、部屋を狭くしたようです。
申し訳ないですが
この部屋の広さでは、使い勝手が悪すぎます。
あまりに、パンフレットと実際の広さが違うので
この物件はキャンセルします。
少々緊張して言うと
上司は、わかりました、
と、いつもの笑顔で答えました。
妻が、仮契約の2日にキャンセルして
そちらの迷惑になりませんか?
と、聞くと
いえいえ、正当な理由ですので問題はありません
と、またまた、笑顔で答えます。
担当者も
こちらも、ちゃんと確認しておけばよかったのですが
申し訳ありません。
と、謝りました。
訳半月に及んだ、怒涛のマンション購入作戦も
これにて終了です。
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