歴史的快挙の裏で見える「素直に祝えない人々」
😏 私
いやはや、ついに日本でも女性の自民党総裁が誕生した。
長いこと「ガラスの天井」だの「女性登用」だのと唱えてきた我が国の政治界において、これは実に歴史的な一歩だ。
それなのにである。
案の定、野党の一部からは「自民党だから意味がない」「看板を変えても中身は変わらない」といった、もう耳にタコができるほど聞いた台詞が飛び交っている。
国会の女性比率はわずか1割
💬 ランディ君
国会議員に占める女性の割合は、2024年時点でわずか10.3%です(出典:内閣府 男女共同参画局)。
OECD加盟国の中では最低レベルに近い数字です。
したがって、女性総裁が誕生したことは象徴的意義が大きいと言えます。
「石破続投期待」の女性党首、その矛盾
😏 私
その通り。
だからこそ、「女性が少ない!」と日頃から吠えていた野党の女性党首あたりが「よくやったね、頑張った」と一言でも言えば、国民の見る目は少し変わると思うのだ。
ところがこの人、石破続投を期待していたらしく、男女平等よりも政治信条が優先したようである。
結局のところ、女性がどうこう以前に「私の考えに反する意見は全否定」というお馴染みの構図だ。
若年層の支持拡大と“政党名”で判断する壁
💬 ランディ君
ちなみに、今回の自民党総裁選では、党員投票で女性候補が得票を大きく伸ばしました。
若年層や地方票での支持が目立った点も特徴です(出典:NHK選挙データベース)。
一方、野党支持層では「政策よりも所属政党で判断する」傾向が依然強く、政党間の壁が高いと指摘されています。
😏 私
ふむ、つまり「党の名前」だけで判断しているわけだ。
最大野党の代表もまた、総裁が自党とベクトルの違う人物に決まったとたん、「野党結集だ」「対抗軸を作れ」と声高に叫び始めた。
だが思い出してみれば、これまでチャンスは何度もあった。
不信任案を出せる場面でも沈黙し、果ては「石破続投!」キャンペーンまで展開していたではないか?
それで今さら「政権交代を!」と言われても、支持者が困惑するのも無理はない。
世界では「保守系女性リーダー」が主流に
💬 ランディ君
世界的には、右派政党や保守層の支持が近年再び拡大しています。
イタリアではメローニ首相(女性)を筆頭に、英国でも右派系女性政治家が台頭しています。
背景には「アイデンティティより現実的政策を重視する」有権者層の増加があります(出典:BBC News)。
😏 私
つまり世界の流れを見ても、「自分と意見が違う相手を全否定する」姿勢では、もはや共感を得にくい時代になっているということだ。
それでもなお、わが国の一部政治家たちは「反対のための反対」を繰り返す。
彼らの辞書には「中間」も「柔軟」も存在しないのだろう。
まるで議論のキャッチボールをしているようで、実はひとりで壁にボールを投げ続けているだけである。
「成果重視」に移る有権者と政治の不器用さ
💬 ランディ君
確かに、有権者の政治的関心は「対立」よりも「成果」に移りつつあります。
内閣支持率を見ても、党派を超えて「政策を実現できるか」が支持の分かれ目となっています(出典:朝日新聞世論調査)。
😏 私
なるほど、結局のところ「何を言うか」より「何を成すか」が問われる時代ということだ。
それにしても、女性総裁が誕生したというのに、祝福よりも否定が先に出るあたり、日本の政治の「不器用さ」はまだまだ健在らしい。
だが、そんな不器用さこそが日本政治の持ち味――と強がっておくのも悪くはない。
まとめ:反対より共感の政治へ
- 日本初の女性総裁誕生は象徴的意義が大きい
- 野党の一部は政治信条優先で「全否定」の反応
- 「所属政党」より「成果重視」へと有権者の価値観は変化中
- 世界的には保守系女性リーダーが増加傾向
- 日本政治が変わるには、「反対のための反対」からの脱却が必要
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