はじめに:夏の暑さとビール依存
😏 私
いやはや、この夏の暑さは、まるで人類を炙り出すための大実験だった。
私などは汗だくで帰宅するたびにビールの泡へ直行し、救済を求める日々。
しかし救いを求めすぎて、気づけば泡に飲まれていた。
これはいかんと反省し、先日、近頃評判のノンアルビールを試してみたのだ。
💬 ランディ君
良いですね。
ちなみにノンアル市場はここ10年で大きく成長しています。
2009年にサントリーが「オールフリー」を出してから2024年までに累計40億本以上を売り上げています【サントリー公式】
過去のノンアル体験の記憶
😏 私
思い返せば、最後にノンアルを飲んだのは十年以上前。披露宴で車を運転せねばならず、仕方なく手にしたが、あれはひどかった。
色はビールでも、味は「遠縁の親戚の親戚」といった風情で、喉の渇きよりも虚無感が広がる代物だった。
💬 ランディ君
それが今では、脱アルコール製法などの進歩で味は本物にかなり近づきました。
2023年の市場は約3500万ケース、前年比4%増です【日本経済新聞】。
驚くほど進化した味わい
😏 私
確かに今回飲んだノンアルは驚いた。
麦芽の香りも炭酸の弾け方も、ビールの影武者として十分合格点だ。
これなら「ランチに一杯」と言い訳できる。
――しかし私の財布はすぐさま抗議の声を上げるのだ。なぜ第三のビールより高いのだ。
💬 ランディ君
価格の裏には製造コストがあります。
ノンアルは特別な設備でアルコールを抑制したり除去したりする必要があるため、工程が複雑でコストがかかります。
酒税の理不尽さ
😏 私
ふむ、コストの話はもっともらしい。
だが忘れてはいけない。350ml缶ビールには 約63.35円 の酒税がかかっている。
1本180円としたら1/3が酒税だ。
酒税のために我々は毎回「小さな寄付」をしているのだ。
それを払わなくていいノンアルが、なぜ同じ値段で売られているのか?。
アルコールを抜いただけで、なぜ財布から同じ金額を抜いていくのか?。
これでは「酒税0円詐欺」と呼びたくなる。
💬 ランディ君
実際、ビール会社はノンアルを「機能性飲料」「健康飲料」としてプレミアム価格で販売しています。
価格を下げるインセンティブは小さいのです。
誰が得をしているのか?
😏 私
つまりこうだ。アルコールを入れれば「税金で国家が潤う」、抜けば「利益で会社が潤う」。
結局、泡の奥で笑っているのは国とメーカーだけじゃないか。
私の肝臓も財布も、彼らの収益計画のために犠牲となる。
なんと健康的で資本主義的な仕組みだろう。
💬 ランディ君
それでも需要は伸びています。
キリンの調査では、運転時、平日夜、ランチでの需要が増えており、特に女性層で購入が拡大しています【キリン調査】。
結論:ノンアル文化と消費者の悲喜劇
😏 私
なるほど、もう「ノンアル文化」と呼んでよいかもしれない。
だが私は知っている。
昼の定食にノンアルを添えたその瞬間、私の財布からはまた静かに63円分の虚無が抜けていくのだ。
今日も冷蔵庫の前で、ビールのプルタブを引くか、ノンアルのプルタブを引くか、悩み続ける私の姿こそ、真のアルコール抜き悲喜劇である。
まとめ
- ノンアルは技術進歩で味が大幅に改善し、本物に近づいた
- 2023年市場は前年比増加、健康志向や昼飲み需要が拡大
- ビール350ml缶の酒税は約63.35円、価格に大きな影響
- ノンアルは酒税ゼロなのにビール並みに高い=メーカーの収益構造
- 消費者は「健康 vs 価格 vs 虚無」で揺さぶられ続ける
😏 私
「ビールでもノンアルでも、払うのは結局こちら」――これぞ、飲む者に課せられた永遠の試練なのだろうな。


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