現金払いは日本人の“思考停止”なのか?(前編:生産性との関係を探る)

2 経営を取り巻くお金の話

はじめに:なぜ今「現金払い」を問うのか

😏
スーパーのレジを見ると半分が現金払い、昼のコンビニでもビジネス層の3人に1人が現金なんだよね。これ、どう考えても効率悪いよね?。

💬 ランディ君
「国際比較では、日本は現金依存度がかなり高い国に分類されます。」。

😏
いやはや、海外では蚤の市の屋台さえカードが通るというのに。
なぜ我が国は、財布の中の硬貨と格闘する儀式をこんなにも愛しているのだろう。


現金を愛してしまう理由①:文化として染みついた「現金=安心」

💬 ランディ君
日本の場合、偽札が極めて少なく、ATMが非常に多く、現金輸送の安全性も高いです。
つまり、「現金コストが見えにくい構造」が長年続いてきました。

😏
なるほど、痛みを感じないから習慣が続くわけだ。
現金がめんどくさいという感覚さえ形成されていないのか。

💬 ランディ君
その結果、現金は“当たり前”として定着しました。


理由②:政策インセンティブの弱さ

😏
ところでランディ君、北欧や中国、韓国ではなぜあれほど一気にキャッシュレスが進んだのかね。

💬 ランディ君
政策誘導です。
小規模店舗への無料端末支援、決済手数料の規制、継続的な還元策、税務電子化との連動などです。

😏
つまり、「国家が本気なら進む」ということだな。

💬 ランディ君
はい。
日本も2019年のポイント還元で一度急伸しましたが、短期間で終わり、波が止まりました。

😏
インフラ政策に短距離走を仕掛けてはいかん、ということか。


理由③:店側の“人件費の安さ”が問題を見えにくくしている

💬 ランディ君
現金を扱う店側の作業は多いです。
レジ締め、誤差チェック、両替、釣り銭準備、銀行入金……。

😏
ああ、飲食店のレジ前で、遅い計算に眉間を押さえる店主を何度見たことか。

💬 ランディ君
しかし日本の人件費は国際的に安く、現金処理のコストが「痛み」として認識されにくいのです。

😏
つまり、“人手不足なのに手作業で時間を捨てている”という、なんとも惜しい話だな。


理由④:消費者が迷うほどサービスが乱立

💬 ランディ君
決済アプリが多く、店舗によって使えるサービスが違い、高齢層が利用しづらい点も障害です。

😏
確かに、レジ前で「どれが使えるんだ?」とアプリを迷走させている光景はよく見る。
標準化がないから、学習コストが高すぎるんだな。


そして本題:生産性には“確実に足かせ”

💬 ランディ君
キャッシュレス比率が高い国は、店舗の間接コストが減り、会計記録が自動化され、税務も正確になります。
労働力不足下でも店が回るようになります。

😏
逆に現金依存の国は、レジの前で国全体の時間を浪費していると。

💬 ランディ君
はい。現金依存が高いほど、生産性は伸びにくいです。

😏
なるほど。
つまり「国民性 × 政策インセンティブの弱さ」が、現金文化を温存してしまったわけだ。

💬 ランディ君
比率で言えば、政策の弱さの影響が大きいと考えられます。


まとめ

・結果として、生産性向上の面で日本は大きく遅れを取っている。

・日本は国際的に見ても現金依存度が高い。

・文化的背景(偽札の少なさ・ATMの多さ)で現金の“手間”が見えない。

・政策誘導が弱く、キャッシュレス拡大の波を継続できなかった。

・店側は現金処理の手作業が多いが、人件費の安さで問題化しにくい。

・決済サービスの乱立で消費者が迷い、普及の妨げになった。

😏
さてランディ君。
ここまで現金払いが“国の足かせ”なら、そろそろ抜本的な策が必要だと思わんかね。

💬 ランディ君
はい。
そして、すでに全国民が持つ“あるカード”が、最も低コストで最も合理的な解決策になります。

😏
おお、ついに禁断のカードを切るわけだ。
財布よりも政治が重たい話になってきたな。

💬 ランディ君
後編では、そのカードの活用によって“生産性の底上げ”がどこまで可能かを解説します。

😏
では読者の皆さま、現金の束をそっと置いて、後編で未来の話をいたしましょう。

後編はこちら→(後編)マイナンバーカードを“決済インフラ”に(行政基盤を活用しキャッシュレス推進)

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