ワイドショーが大好きな陰謀論も検証してみます。
米の年間収穫量が675万トン、内20万トンが備蓄米となります。
あまり、スーパーでは古古米は見ないので655万トンが1年間で消費されるとすると、市場には月に54万トン流通することになります。
で、実際の小売り流通量ですが、ググっても数字が出てきません。
農水省のデータでは令和6年5月末の民間在庫は115万トンで前年差▲38万トン
出荷段階で▲37万トン、販売段階で▲1万トンです。
パッと見、生産に近い上流で米の売り渋りが行われているようですが、どうでしょう?
しかし、農水省も米の流通について把握していないのは疑問です。
米は主食なので非常時に備えて一定量自給できるようにするのが、食糧安全保障のようですが、流通段階のどこにどの位米があるのか解らないのでは、非常時に対応できませんネ。
今、こんな状況では、本当の非常時には確実に米は高騰するでしょう。
わからないから、陰謀論という短絡的な状況のような気がします。
個人的には、陰謀(作為的)かどうかはわかりませんが、流通過程の実態把握が出来ていないことと、中間業者が多いことから、流通のどこかの段階での目詰まりが、噂により膨らみ、便乗を生んだような気がします。
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