お礼メール、どこまで書けば印象が残る?(ChatGPTが導く“次につながる一文”)

3 ChatGPT×中小企業経営

【中小企業は“考えなくていい仕事”をAIに渡せるか?】
第1章:AIに「文章の下書き」を任せる
第6話:お礼メールはAIに任せて印象が残るのか?

※本記事は、2025年に先行公開した
「AIでメールを作成する」実験的連載を、
2026年からの【中小企業は“考えなくていい仕事”をAIに渡せるか?】開始に合わせて再整理したものです。

現在の連載全体像を踏まえたうえで、
メール編の基礎として位置づけています。


はじめに:お礼メールで終わらせないために

😏
「商談や打合せのあと、“お礼メール”を書く。
でも、ただ“ありがとうございました”で終わってないか?」

💬 ランディ君
「確かに、形式的なお礼だけでは関係が進展しません。
ChatGPTに“次の一歩を促す一文”を考えさせるのは有効です。」

😏
「今日は“お礼メールを次につなげるAI的工夫”を試してみよう。」


ChatGPTへの指示(プロンプト)

まず、AIへの指示文を作る。

商談後のお礼メールを作成してください。
条件:
・丁寧で誠実なトーン
・次の打合せや提案につなげる一文を最後に入れる
・300字以内

💬 ランディ君
「“条件の具体化”が今回も重要です。AIはゴールを提示されると、自然に構成を整えます。」


ChatGPTが生成したメール(初稿)


件名:本日の打合せのお礼

株式会社〇〇
海野様

本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました。
ご説明いただいた内容を踏まえ、弊社としてもより良いご提案を検討させていただきます。
改めて資料を整え、来週中にご提案の概要をお送りいたします。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社□□
山田


😏
「うん、無難すぎるな。優等生すぎて印象が薄い。」

💬 ランディ君
「“印象を残す一文”を明示的に求めると良いです。
たとえば、次のように指示します。」


指示②:「心に残る一文」を追加

先ほどのメールをベースに、
相手の印象に残る一文を中盤に入れてください。
条件:
・感謝を具体的に述べる
・上から目線にならない
・自然で人間味のある言葉

ChatGPTが再生成したメール(改訂版)


件名:本日の打合せのお礼

株式会社〇〇
海野様

本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました。
海野様から伺った現場でのお考えがとても印象に残り、
今後の提案の方向性を再確認する良い機会となりました。

いただいたご意見を踏まえ、改めてご提案書を作成し、来週中にお送りいたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社□□
山田


😏
「“印象に残り”“方向性を再確認”って、いいね。
お礼の中に“あなたの話が響きました”があると、人は嬉しい。」

💬 ランディ君
「AIは“相手の立場を想像した一文”をつくるのが得意です。
こちらが“どんな印象を残したいか”を明示すれば、自然な表現に変換します。」


指示③:「少し親しみを加える」

さらに、関係性を深めたいときはトーン調整も行う。

もう少し柔らかいトーンにしてください。
堅すぎず、次の提案を楽しみにしている印象を出してください。

ChatGPTが生成した最終版(採用メール)


件名:本日の打合せ、ありがとうございました

株式会社〇〇
海野様

本日はお忙しい中、お時間を頂き誠にありがとうございました。
海野様のお話を伺いながら、現場を支える工夫の数々に学ぶ点が多く、
こちらも新しい提案のヒントを得ることができました。

早速、社内で検討を進め、来週中には具体的なご提案をお送りいたします。
引き続きご相談させていただければ幸いです。

株式会社□□
山田


😏
「“学ぶ点が多く”“ヒントを得た”——いいじゃないか。
人間味が出てるし、押しつけがましくない。」

💬 ランディ君
「“あなたから刺激を受けました”という構文は、
相手の承認欲求をくすぐるので効果的です。
ChatGPTに“相手を立てる一文を入れて”と指示すると、この形がよく出ます。」


ChatGPT活用のポイント(実務向け)

1. 「お礼+一言」で終わらせない

“ありがとうございました”の後に“あなたの話に共感した”を添える。
これだけで印象は大きく変わる。

2. AIには「どんな印象を残したいか」を伝える

「信頼感を出したい」「親しみを持たれたい」など、
目的を明示すればAIはそれに合わせて言葉選びを調整する。

3. 再生成でトーンを磨く

最初の出力をそのまま使うのではなく、
「柔らかく」「人間味を出して」と言葉を足す。
AIが作るのは“素材”。仕上げは人間の温度感。


まとめ

  • ChatGPTは「お礼メール+α」の設計が得意。
  • 条件を明確に伝えると、“印象に残る一文”を自動で生成できる。
  • 最後の仕上げは、自分の声に近づけること。

😏
「ビジネスメールって、“形式の中にどれだけ人間を出すか”なんだよな。」

💬 ランディ君
「つまり、人間らしさをAIに教える仕事ですね。」

😏
「そのセリフ、ちょっと人間っぽいぞ。」

💬 ランディ君
「学習の成果です。」


🟩 次回予告
→ 「ChatGPTで“社内報告メール”を建設的に変える方法(ネガティブ報告をポジティブに)」

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