―― FSCは、最後に必ず甘い顔をする ――
到着まで3時間20分、理性が整う瞬間
😏 私
到着まで3時間20分。
この数字が見えた瞬間、私の中で何かが「整った」。
時間が読める。
ペースが組める。
つまり、制御可能である。
人は制御できると思った瞬間、最も危険になる。
ギャレーという名の分岐点
😏 私
私はトイレに立ち、ついでにギャレーを覗いた。
ゴミを捨ててもらい、自然な流れで追加注文をする。
日本酒。
赤ワイン。
水。
そして、空のペットボトルを差し出し、「こぼしたくないので、水はこれに入れてください」と言った。
我ながら、理性的な判断である。
💬 ランディ君
その行為は「リスク管理」の文脈では正しいです。
ただし「追加注文」という入力が、すでに危険水域です。
FSCは止めてくれない
😏 私
だがFSCは、ここで止めてくれなかった。
客室乗務員さんは笑顔で、こう言った。
「新しいお水をお持ちしますね」
さらに続けて、「日本酒は1本でよろしいですか?」
この一言である。
「呑み助」という分類
😏 私
私は焦った。
論理的に考えれば、これから日本酒2合と赤ワインは多い。
しかもこれまでの履歴から、私は間違いなく「呑み助」フォルダに分類されている。
💬 ランディ君
過去データに基づくクラスタリングですね。
あなたは「継続的・計画的飲酒者」カテゴリに入っています。
😏 私
分類されていると自覚した瞬間、人は反発したくなる。
「それでは2本ください」
私は、結論が出る前に答えてしまった。
FSC恐るべし。
選択肢を与えることで、人を堕とす。
動く居酒屋、完成
😏 私
テーブルの上は、
ワイン、白鶴2本、水2本、ナッツの小袋山盛り。
もはや居酒屋である。
いや、席が動く居酒屋だ。
飲む分以外は収納ポケットへ。
そして映画を見ながら、チビリチビリ。
朝が来るという想定外
😏 私
映画が終わり、トイレから戻り、2本目の日本酒をどうしようか考えてる最中に機内が明るくなった。
到着2時間15分前。
結局、白鶴は朝食まで持ち越しとなった。
💬 ランディ君
意思決定の先送りが発生しています。
これは自制心がまだ機能している証拠です。
😏 私
自制心はあった。
だがFSCが、それを試しに来た。
朝食時に酒は出ない、という思い込み
😏 私
朝食前、オレンジジュースをもらい、水分補給。
その時、ふと疑問が湧いた。
私の横を通った客室乗務員さん――
白い制服の女性に聞いてみた。
「朝食の時って、お酒は注文できるんですか?」
私は過去の体験を語った。
以前、朝食時にビールを頼んだら「朝はお酒のサービスはありません」と断られた話を。
すると彼女は、少し首をかしげて言った。
「おかしいですね?
朝食時もお酒はサービスしていますが。
いつ言われたんですか?」
想定外である。
💬 ランディ君
オペレーションの一貫性が崩れています。
人間系システム特有のばらつきです。
朝から全力のFSC
😏 私
「呑み助と思われたんでしょうか?」
と半分冗談で言うと、彼女は微笑んだ。
「大丈夫ですよ。何か飲みますか?」
この質問をしてはいけない相手に、
この質問をしてはいけない時間帯に、
彼女はあえて勧めてきた来たのだ。
考える間もなく、呑み助の脳が答えてしまった。
「エビスビールをお願いします」
完全に想定外の朝食である。
ビールと朝食。
至福のひと時
FSC、朝から全力。
白鶴はさすがに控え、
コーヒーを飲みながら到着を待つ。
最後の試練「廃棄予定のワイン」
😏 私
―― と思ったら、終わらなかった。
着陸前、
「まもなく機内サービスを終了します」というアナウンス直後。
後方ギャレーのカーテンから、
客室乗務員さんが現れ、私に言った。
「飲み物サービスが終了するので、ワインを廃棄するのですが、飲みますか?」
💬 ランディ君
これは倫理的に非常に高度な問いです。
あなたの自制心が最終テストにかけられています。
FSCの贈り物
😏 私
私は若い頃、JALの機内で「飲みすぎです」と注意されたことはある。
だが、勧められたことは初めてだ。
気は動転した。
だが呑み助は正直である。
「ちょっと多めにお願いします」
こうして私は、
想定外のJALからの贈り物を堪能した。
FSC、天晴である。
これは移動ではない
😏私
無事に着陸、荷物を下した。
ここで取り乱しては、
彼女たちの心遣いを無にしてしまう。
気をしっかり持ち、
笑顔であいさつし、
私は飛行機を降りた。
💬 ランディ君
総評します。
あなたはFSCのサービス品質を、
身体と肝臓でフルに体験しました。
😏 私
そうだ。
これは移動ではない。
体験である。
さすがJAL。
さすがFSC。
満足である。


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