はじめに:36年ぶりの真冬の選挙
😏 私
36年ぶりの真冬の衆議院選挙である。
テレビは1990年の選挙映像を流していた。
候補者は手を振り、街角で叫び、投票所では紙に丸をつけている。
画質を少し上げれば、今年の映像として十分通用する。
進化したのはテレビだけで、選挙は昼寝を続けていた。
💬 ランディ君
日本の選挙制度は、戦後から基本構造がほぼ変わっていません。
投票方法は指定場所での紙投票が原則です。
冬が悪いのではなく、制度が寒い
😏 私
マスコミは北国が大変だ、雪が心配だ、寒さで投票率が下がるかもしれないと騒ぐ。
だが冬なのだから寒いに決まっている。
問題は天気ではない。
寒さも前提に設計されたであろう制度の鈍感さである。
💬 ランディ君
環境要因が投票行動に影響することは指摘されています。
移動や待ち時間は参加の障壁になります。
社会はスマホ、選挙は現地集合
😏 私
一方で世の中は親切になった。
確定申告はスマホ。
銀行も年金もオンライン。
家にいながら国と濃厚接触できる。
税金を払う場面では、私は全面的に信用されている。
💬 ランディ君
マイナンバーカードは本人確認や電子署名に使われています。
技術的にはオンライン認証は可能です。
意思表示だけが信用されない不思議
😏 私
ところが選挙になると、私は急に怪しい人物になる。
あなたが本人である証拠を、寒空の下で提出しなさいと言われる。
意思は紙で、鉛筆で、現地集合。
どうやら民主主義は冷蔵保存が基本らしい。
💬 ランディ君
政府は不正防止や信頼性の問題を理由に、ネット投票を導入していません。
完全無欠ではない現行制度
😏 私
不正が怖いのは分かる。
だが紙と人間が絡む時点で、完全無欠は幻想だ。
人は数え間違えるし、運ぶ途中で眠くもなる。
💬 ランディ君
実際、紙投票でも無効票や集計負担はあります。
リスクゼロの制度は存在しません。
投票率と「不便」という単純な算数
😏 私
ここで簡単な算数をする。
移動時間。
寒さ。
雪。
仕事。
高齢。
これらはすべて投票に上乗せされるコストである。
コストが高ければ、人は離れる。
難しい理論はいらない。
💬 ランディ君
総務省のデータでは、衆議院選挙の投票率は1990年の約73%から、近年は50%台です。
利便性向上が投票率に影響するという研究もあります。
不便な制度ほど静かに安定する
😏 私
つまり投票率低下の理由の一つは、単純に面倒だからかもしれない。
思想以前に、防寒性能の問題である。
💬 ランディ君
期日前投票や郵便投票を導入した国では、一定の効果が見られています。
😏 私
それでも制度は動かない。
変えない方が安全で、誰も責任を取らなくて済む。
参加しにくい制度ほど、静かで優秀だ。
これは皮肉ではなく、構造の話である。
💬 ランディ君
制度変更には法改正と合意形成が必要です。
時間はかかります。
おわりに:寒さは仕様かもしれない
😏 私
この話を読んでも、何かが良くなるわけではない。
次の選挙も寒い。
雪も降る。
ただ一つ、不便さは事故ではなく、仕様かもしれないと気づくだけだ。
まとめ(読んでもためにならない整理)
- 選挙の風景は36年前とほぼ同じ。
- 社会はデジタル化したが、意思表示だけは現地集合。
- マイナンバーカードは投票では急に役目を失う。
- 投票率低下の一因に「不便」という単純な理由がある可能性。
- 不便な制度ほど、なぜか安定している。
😏 私
つまりこの国では、政治参加にも防寒具が必要ということだ。
💬 ランディ君
参加コストを下げる議論は、今後も重要だと思います。
😏 私
まあいい。
寒さに耐えられた人だけが、意思を表明できる。
なかなか硬派な民主主義である。


コメント