職場を去る若者と、冬季五輪でメダルを量産する若者の違いは?

2 経営を取り巻くお金の話

同じ若者なのに、なぜここまで差が出るのか

😏
冬季オリンピックを眺めていたら、不思議な既視感に襲われた。
金メダルを量産するスノーボードの若者たちと、
三年もたずに会社を去る若者たち。
同じ世代なのに、片や「努力の塊」、片や「根性なし」と呼ばれる。
どう考えても、何かが噛み合っていない。

💬 ランディ君
事実から整理します。
日本は近年、冬季オリンピックのスノーボード競技で安定してメダルを獲得しています。
特にビッグエアでは男女とも金メダルを獲得しました。
一方で、日本の若年層の早期離職率は高く、新卒の約3割が3年以内に離職しています。
同じ若者でも、環境によって行動が大きく変わっています。
参考:
JOC:ミラノ・コルティナ2026冬季
https://www.joc.or.jp/games/olympic/milanocortina2026/
厚生労働省:新規学卒者の離職状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html


若者は努力しなくなったのか?

😏
経営者は言う。
最近の若者は努力しない。
すぐ辞める。
我慢が足りない。
だが私は思う。
オリンピック選手ほど、若いうちから努力している若者はいないのではないか。

💬 ランディ君
実際、日本のトップクラスのスノーボード選手は、
海外の競技関係者から「練習しすぎだ」と言われるほど練習しています。
一日に同じ技を何百回も繰り返しても、失敗すれば即代表落ちです。
それでも努力を続けています。


働き甲斐と努力し甲斐のズレ

😏
ここで、ズレが現れる。
経営者が言う「働き甲斐のある職場」。
若者が求める「努力し甲斐のある職場」。
似ているようで、かなり違う。

💬 ランディ君
経営者側の「働き甲斐」は、
・会社に貢献してほしい
・やりがいを感じてほしい
という抽象的な期待になりがちです。
一方、若者の「努力し甲斐」は、
・何を頑張れば評価されるか
・努力が成果に変わるか
が明確であることです。

😏
つまり、
経営者は「気持ち」を語り、
若者は「構造」を見ている。
これは会話が噛み合わないはずだ。


働きやすさと遊び心の決定的な違い

😏
もう一つズレがある。
経営者が用意する「働きやすい職場」。
若者が求める「遊び心のある職場」。
これも別物だ。

💬 ランディ君
働きやすさは、
・残業が少ない
・怒られない
・居心地が良い
といった環境整備です。
一方、遊び心のある職場とは、
・やり方を工夫してよい
・改善提案が試せる
・成果が出れば採用される
という裁量の存在です。

😏
スノーボード競技に置き換えると分かりやすい。
安全で快適な練習場だけあっても、
技を試せなければ上達しない。
遊び心とは、ふざけることではない。
自分の技を試せる余白だ。


メダル獲得の条件と選ばれる職場

💬 ランディ君
オリンピックでメダルを取る条件は明確です。
才能のある選手が、正しい努力を、
成果が見える環境で積み重ねることです。
努力だけでも、才能だけでも足りません。

😏
これを職場に置き換えると、話は単純だ。
才能のある若者は、
努力が成果に変わる職場を選ぶ。
選ばれない職場で「最近の若者は」と嘆くのは、
雪のない場所でアルペンスキーを教えているようなものだ。

💬 ランディ君
若者が職場を選ぶ基準は、
・努力が報われるか
・成長が実感できるか
・挑戦できるか
です。
これはスポーツ選手の判断基準とほぼ同じです。

😏
努力しない若者が増えたのではない。
努力したくなる職場が、
思ったより少ないだけだ。

💬 ランディ君
冬季オリンピックスノボ競技メダル量産は、
個人の根性論ではなく、
努力が成果に直結する設計の結果です。
職場も同様に、設計次第で人は驚くほど努力します。


まとめ

  • 若者は努力を嫌っているのではなく、無意味な努力を避けている
  • 働き甲斐と努力し甲斐は似て非なるもの
  • 働きやすさだけでは人は育たず、遊び心=裁量が必要
  • オリンピックのメダル条件は「才能 × 努力 × 環境設計」
  • 選ばれる職場とは、努力が成果に変わる職場

😏
金メダルは、才能のご褒美ではなく、設計の結果なのだな。
金メダルも、人材も、
気合ではなく設計で獲る時代らしい。

💬 ランディ君
はい。
努力は、報われると分かった瞬間に始まります。
職場も競技場も、設計次第で人は驚くほど努力します。

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