濃厚接触者になって3日間、昼酒を飲み続け、これはやばいと思ったと同時に体にも変化が出ました。
異常に足が冷える様のになったのです。
どちらかと言うと冷え性でない私は、家の中では裸足で過ごしています。
それが家に引き籠って2日後には足が冷たくなり、裸足でいるのがつらくなりました。
当然寝る時も足が冷たくよく眠れません。部屋でストーブをつけても、足だけは寒く、ついに靴下をはく羽目になりました。
本来濃厚接触者は、朝晩体温を測るそうなのですが、それを怠っていた私は、試しに測ってみるとなんと!朝の体温が36.3°です。
そして夕方でも36.4°、平熱が36.5~6°の私にとってはかなりの低温です。
ちなみに足の甲は36.1°これは足が冷えるわけです。
原因は考えなくてもわかりました。「運動不足」です。
コンサルタントは見た目も大事です。
特に肥満は大敵!自分の体重がコントロールできないコンサルが事業のスリム化が出来るわけありません。
そこで、私は体重をコントロールするために、1日最低10キロ歩く事をノルマとし、それ以外にもジョギング、炭水化物摂取制限など涙ぐましい努力をしています。
そのルーティーンが引き篭って3日で崩れるや、たちまち体に跳ね返ってきました。
何というリターンの速さ・・・泣けてきます。
そこで、4日目に昼飲みも映画も一切やめ、YouTubeのストレッチを午前午後1時間、押し入れからダンベルなどを持ち出して、これまたYouTubeの筋トレを午前30分午後1時間行いましたが、ウェアラブル端末の示す消費カロリーはわずか500。
外出できないため家の中を歩き回ったところ、直ぐに飽きてしまい、走行距離は300m、50カロリーも消費しません。
しかも普段使わない筋肉を使ったせいか、翌日には筋肉痛になる始末。
じじい哀れなり・・・です。
翌日は、家事は最高の室内運動と、洗い物、部屋に掃除機をかけて雑巾がけ、当然風呂とトイレの掃除、洗濯、布団干しを行ったのですが、これも200カロリーにしかならず、飽きてしまって1日で終了。
妻を呆れさせました。
しかも、うかつにも妻に家事なんて200カロリーにしかならないなどと言って不機嫌にさせるおまけつきです。
そして、6日目、政府が濃厚接触者の自宅待機期間を7日に短縮すると検討し始めた事勝手に解釈し、ウォーキングすることにしました。
そもそも、これだけ右往左往して発症しないのだから感染はしていないのでしょう。
既に食事は家族で食べ、食後も居間でくつろいでます。
それでも、人手の少ない早朝に約5キロ離れた新宿まで歩きました。
新宿では開店したばかりのデパ地下で妻の好きな和菓子を買い、妻の機嫌を取る事に、そして行きとは別の道をテクテク歩いて帰って11キロ450カロリーです。
帰ってからは、妻に「すごいな、家事は4キロ歩くのと同じ熱量だよ」とゴマをすり、和菓子を食べました。
そして、精神的肉体的な健康を取り戻した私は、午後には5キロほどジョギング、翌7日目も家でストレッチを二時間した後10キロジョギングと濃厚接触者にあるまじき運動量です。
さすがにジムに行くのはやめましたが、これだけ動いて発症しないのは、やはり感染して居なかったのでしょう。
そして8日目、濃厚接触者からも解放されて、めでたく仕事再開です。今は週の半分はリモートですが、自由に外を歩ける事、運動できる事(区立体育館のトレーニング室にも行ってきました)が幸せであり、夜の晩酌も美味しくなりました。
なにより仕事仲間や友人と連絡が取れることがうれしく、人とのつながりの重要性を感じました。(実は友人たちは私が濃厚接触者のため不要不急の連絡は控えていたようです)
そして今回の引きこもりの一件で、私はリタイアして悠々自適な生活をする事には向いていない貧乏性な性格である事がよく分かった次第です。