年金生活について、いくつか質問されたので、ちょっと整理しているコンサルです。
私もアラ還、老後についてはよく考えます。
本当は、とっとと仕事を辞めて、自由に行きたいのですが、そうもいかず・・・
日々、いつまで働くのか・・・ニーズがあるのか悩む日々です。
年金について人前で話す時に困るのは、ターゲットをどこにするかです。
年齢層・・・40~50代(20年幅があります)
家族構成、年収、貯蓄・・・幅がありすぎてわかりません
で、勝手に設定を次のようにして話すことにしてます。
Aさん、52歳管理職、年収800万(月収手取50万、賞与2回手取80万)
妻52歳(パート年収100万)
子供(大学1年、中学3年)
マンション住まい(ローン残高800万円)、車有り
貯蓄(預金500万、投資信託500万)
一見現実離れしていそうですが、自分に合わせて修正がしやすいのです。
で、前回の続き
家に帰って、今まで奥さんに家計を任せっぱなしにしていたことを詫びて、今度は一緒に考えよう、と提案して、半分疑われながらも我が家の貯蓄を把握しました。
預金は定期預金などが500万円とNISAが良いよとママ友に言われて始めた投資信託が500万円の合計1,000万円です。
そして、ローンが終わってないマンションと自動車
これが、A家の全資産です。
想定外の金融資産額にちょっと驚くAさんです。
しかも、自動車は別として、自宅マンションの資産価値もローン相殺後2,000万以上あるでしょう。
現時点での総資産は3,000万円
Aさん、ちょっと安心です。
でも、ちょっと待ってください。
家は資産なんでしょうか?
確かに土地建物は、企業会計上は資産になります。
でも、サラリーマンの老後設計で家を資産とするのは???です。
資産とするには現金化できなければなりません。
「家を売れば現金化できる」
確かにその通りですが、家を売ったらどこに住むのでしょうか?
売ったお金で、新しく家を買う?、賃貸に引っ越す?
いずれにしても、家の売却代金は新しい家か、賃料になってしまいます。
老後の生活設計における資産は、現金化して生活費に充てることのできるものです。
そう考えると、家は形が変わっても、生活費にはなりません。
売却益という考えもありますが、それは未来の話、今年の4月1日ではありません。
手元にない、お金を老後の生活のあてにするのは「今は」よくないです。
売り時が来たら計算しましょう。
という事で、A家の資産は4月1日時点で1,000万円です。
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