雨が降る中、書き貯めをしている、放浪のコンサルです。
前回まで、65歳までに貯める老後資金のシュミレーションが終わってしまいました。
これを、人前で話すと、みんなあっけにとられます。
結構、サラリーマンは真面目であり、心配性なので、老後の生活資金問題はもっと重厚な話になるべきと期待する傾向になります。
日本人の貯蓄性向の高さの現れなんでしょうね~
「例を挙げるとこうなります。後はご自身の状況で修正してください、結果はそう変わらないと思います。」
などと話すと、大事な老後の生活資金の話なのだから、もっと私の心を刺してほしい!
と望む人が、キョトンとし、後で質問してきます。
それが「住宅ローンは繰り上げ返済した方が良いか?」です。
この話題はファイナンシャルプランナーが得意とする分野です。
答えはもちろん「可能な限り繰り上げ返済するのがベスト」です。
理由は、ローンの金利が高いから、早めに返済した方がトータルコストが低く済むのです。
正論ですね
しかし、斜め読みが好きなコンサルの答えは違います。
こんな時私は「無理のない範囲で繰り上げ返済するのがベスト」です。
こんなコンサル契約解除ですね・・・
しかし、と続けます。
生活するには、想定外の出費のために現金資産がある程度必要です
つまり、すぐに使える現金です。
次に、今は必要ないけど近い将来必ず必要になるお金があります。
自動車の買い替え、子供の大学の授業料、家のリフォーム・・・
例えば、退職記念に海外旅行に行きたい!予算は100万円
これらの資金の優先順位を付けて、余裕があったら繰り上げ返済しましょう。
理由は、繰り上げ返済に全力を挙げた結果、資金が資金がショートして、追加の借金をするのを防ぐためです。
負債、借金はトータルで少ない方が良いです。
そのためには、新規に借りない!
これに尽きます。
住宅ローンは返済計画があるのが前提です。
ちゃんと返し続ければ、予定通り返済できます。
無理して返済する必要必要あります?
例を挙げます
くだんのAさん、退職記念の海外旅行の予算100万円を計画しました。
そのために毎月1万貯金して8年後にめでたく100万円たまります。
その100万を繰り上げ返済に回すと、7年でローンを完済!
退職1年前に借金がなくなります。
さあ、どうする?
7年でローンを完済したら、残りの1年今まで通りに貯金すれば1年で旅行資金100万円貯まります。
結局はどこまで納得できるかなんですね
あなたが?
そうではなく夫婦です
夫婦で納得できる返済計画が「無理のない範囲での繰り上げ返済」です。
早速、帰って奥さんと相談しましょう!
「100万円で退職記念の海外旅行?」
「そんなお金があったら、当然繰り上げ返済でしょう!!」
そうならない事を祈ります。
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