スキットルを新調したので、早速コルクシートを巻きました。
これは、見た目がアウトドアっぽくなること以外に、冬場はスキットルを素手で持つと冷たいので、それを防ぐ実用的な目的があります。
コルクシートも昔は中々手に入らなかったのですが、今は100均で手に入ります。
今回はダイソーとセリアで比較した所、セリアの方が目が細かいのでセリアで購入。
胴体の幅+マチ1cmをカッターで切って貼り付けて完成です。
安物のスキットルも何か風格がでてきました。
コルクも使い込むと表面につやが出るので、今後風合いが出る事でしょう。
と、一人悦に入って、新幹線の中でクピクピ、飛行機の中でクピクピ、ウイスキーなどを飲んだのですが、当然誰からも評価されません。
逆に危ない人の隣に座ってしまったと警戒されたかも知れません。
このスキットル30年位前までは少量の酒を持ち運ぶ割れない容器としての実用性があり、キャンプや登山はもちろん、スキー、鉄道旅行などのシーンで以外に多くの人が使用していました。
しかし、ペットボトルが出現してからは、容量の豊富さ、軽さと強度、携帯性、飲みやすさなど全ての機能面でスキットルは凌駕され、実用的には存在意味がなくなってまいました。
私も当初、スキットルは一生ものなので某アウトドアメーカーの20,000円以上するチタン製スキットルを買おうか悩み、妻に相談した所、軽くて丈夫なのがよければペットボトルにしたら、と正論を返されて心が折れたくらいです。
機械式腕時計も似たようなものですが、こちらには美術品としての価値がありますが、スキットルに美術品としての価値を施したものはあまりありません。
残念な事にスキットルは、承認欲求がいくら高くても全く承認してもらえないニッチな趣味なのです。
スキットルの良さを分かってもらえなくても構わないという人も、まだ愛好家がいそうなキャンプなどに持って行って、これ見よがしにスキットルでウイスキーも飲んでみんなに趣味の良さを認めてもらおうとしますが、「どうですか?」と勧めても回し飲みはチョット・・・と遠慮されてしまいます。
完全な自己満足のためのニッチな趣味であるスキットル。
それにもめげず人前でスキットルで酒を飲む!
これぞ趣味の醍醐味!と自分を慰めるスキットル愛好家です。
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