eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を斜め読み

投資(NISA)

新NISAが始まりました。
私もNISAは行っているので、今後はNISAから新NISAへの移行をしなければならず、悩んでいる彷徨えるコンサルです。

私の周りにも新たにNISAを始める人がおり、NISAで何を買うか話をするのですが、意外とeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を勧める人が多いです。

中にはオルカン1本で分散投資ができるので、これを長期的に積み立て、NISA枠を埋めれば良いという人もいます。

良いんですけどね、
投資は自己責任なので。
私もオルカン買っているので

でも、私にオルカンの感想を聞く人がいるので改めて2023年10月の目論見書を見直しました。
まぁ、見直すといっても熟読するのではなく、あくまでも斜め読み、自分が必要とするところだけです。

運用実績ですが基準価格はも純資産も右肩上がりで良好です。
利益は再投資するので当然配当はなし。
収益率も2023年10月時点で年間19.6%です。

まぁ優秀なファンドですが、問題は対象インデックスの国・地域の比率です。
オルカンはインデックスファンドです。
インデックスファンドはザックリ言うと、国の株式指標の構成株式をその比率で買って運用するもので、日本に当てはめると、日経平均株式を構成する株式をその比率で買うので、日経平均の動きにファンドの基準価格が連動します。

で、オルカンがの対象を見ると・・・
先進国・地域が23、新興国が24とバランスが良いように見えますが、
比率では先進国が89.3%、新興国は10.7%です。
そして個別にみるとアメリカが62.3%日本が5.5%、イギリス3.7%、フランスとカナダが2.9%で合計77.3%です。

全世界に分散して投資していると言っても、22.7%、2割ちょっとしか分散させてないようです。

オルカンを勧める人は、これさえ買えば世界のどこかで株価が下がっても他で上がれば相殺できると言いますが、
どうやら、オルカンはアメリカの株価にかなり影響を受けるファンドの様です。

投資は良く調べて無理せず自己責任で行いましょう。

投資(NISA)
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