60歳からのNISA 積立金額はいくらにするか?を斜め読み 中編(現金資産はどうする?)

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あら還投資家、彷徨えるコンサルです。
それでは、前回の続きです。

NISA積み立てをするのは良いけど、積立金額はいくらにするか、決めるのは悩ましい問題です。
しかし、次の2つのルールを守れば、ある程度納得できる解が出ます

1 当面の生活費を現金で残す。
まず、当面必要な生活費を現金で残します。

これはいざという時の資金を現金で取っておく、という事で
投資のプロや先生などが良く言うのが、
失業や大病など不慮の事態で収入が途絶えた時に備えて生活費の3~12か月分を現金で取っておこう、
資産の内、投資、債券、預金の比率1/3が良いといった事ですが、
誰に向かって言っているのですかね?

少なくとも、あら還世代には言ってません。

失業?
黙っていてもあと数年で失業(退職)しますから・・・
病気?
この年になれば、病気とは長い付き合いです・・・
投資資産と現金資産の比率?
そんなに長い期間投資は続けませんので、当座の資金を固定で取っておくだけです・・・

そもそも
カードや電子マネーがこれだけ普及している時代に
ネット証券で株や投信をスマホですぐ現金化できる時代に
現金資産はあまり必要ないと思いますが、


あら還の我が世代は、財布に現金がないと不安です。
また、投資資産はやはり値下がりのリスクがあり、想定した金額が確保できない場合があります。

やはり、現金資産は取っておいた方が良いでしょう。

で、金額はいくらですか?
これもよく質問されますが、
そんな事、自分で考えないで奥さんに聞けばよいのです。
きっと奥さんは即答はしないものの、数日後には、これだけ必要という必要十分な額を提示してくれるはずです。

彼女たちは財務省の官僚よりずっとセンスがあるので、増税や借金などとは決して言いません。
年金支給される65歳までのライフイベントを計算し、もちろん死亡保険も勘案してくれます。

さあ、現金資産は確定しました。
ただ、ここで重要なのは、現金資産は半年、少なくとも年1回見直すことです。
日本政府がインフレ社会を目指しており、現在インフレが起きていることから
ほとんど利子の着かない現金資産は時の経過により必ず購買力が下がります。

なので、現金資産の適正額を定期的に見直しし
多過ぎたら、余剰分でNISA投資
不足したら、その分NISAを解約すれば、タイムラグはありますが補てん出来ます。

実はこの手法
ほとんど紹介されませんが
新NISAだからできる、すご技なんです!

ですから、絶対に損切りができる自信がある人は、
現金資産など考えず、全額NISAで運用することも可能です。

また、長くなったので続きは次回に・・・

それにしても、失業した時のための現金資産など、
もうすぐ、失業・・・
いや、退職するあら還世代には響かないフレーズですね。

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